2019/11/21

2019.11.20剣盾プレイレポート10

 サバンナを通り抜けると、山に拓かれたラテラルタウンは現れる。
 さっそくジムチャレンジだ、と歩いたところでホップは待っていた。まだビートくんに言われたことを引きずっているみたいだけれど、立ち直ろうとしているみたい。そのためのバトルを挑まれたから、わたしは精一杯の全力で応えた。ホップはラビフット以外のメンバーを入れ換えて、模索をしているみたいだった。あんなに仲の良かった、ウールーまで抜いて……。
 そんなわたしたちのバトルを見ていたらしい、ポプラさんが「自分のために、ポケモンのために戦いな」とホップの背中に言っていたのが忘れられない。ホップは、どうしてバトルをしたいのか、ちゃんと見えているのかな……。
 気分を落ち着けて、ラテラルスタジアムに入る。中は急な坂になっていて、高いところが苦手だから思わず身震いしちゃった。コースターに乗って、自身がピンボールになるようなジムチャレンジは今までで一番辛かったけど、なんとかクリア。
 奥に進むと、ジムリーダーのオニオンくんと戦うことになる。わたしよりも背が低い男の子。仮面で年はわからないけれど、年下っぽいのに、ジムリーダーをしているなんてすごい。だけどバトルではきっちり勝利を治めることができた。
 スタジアムを出ると、ソニアさんがわたしのことを待ってくれていて、一緒に遺跡を見に行こうって誘ってくれたんだけど、それと同時にすごい音が遺跡の方から聞こえたの。慌てて階段を駆け上がると、そこではビートくんがねがいぼしを掘り起こそうと遺跡に攻撃をしているところだった。
 止めるためにバトルをしても、ビートくんは耳も貸してくれない。どうしよう、と困ったところでローズ委員長たちが来てくれた。委員長は、ビートくんに変わらず優しく、公平に、冷静に、処分を下すと言ってくれて、スタッフさんによってビートくんは連れ去られていった……。
 ……ビートくんには、悲しい過去がある。ソニアさんは教えてくれたけど、遺跡を壊そうとしたことも、ホップに酷く言ったことも、許されるわけじゃない。
 ……わたしは、同情なんて、してあげないもん。


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