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2019/01/02

2019.1.2

 目が覚めて、時間を見る。休みだからアラームはかけていないのに、相変わらずいつも通りに起きる自分の体が恨めしい。
 もう少し寝たいし寒いから、と布団でゴロゴロとしてみるも眠れず、仕方ないから起きてみる。カーテンを開けると眩しいほどの快晴で、冬らしい雲ひとつない高い空が鮮やかな水色に染まっていた。今年の神様はご機嫌のようだった。
 大晦日も特に変わらず過ごしたわたしの正月は、やっぱりいつもと変わらない。変わることと言えばテレビ番組くらいで、雑に買ってきた伊達巻きを食べるしか正月らしいものもない。
 昔は日付が変わるまで起きていたりしたけれど、すっかり遅くまで起きれなくなったのでいつの間にかやめてしまった。好きなアーティストは頑張ってカウントダウンライブなんてものもやっているようだけど、家に帰れなくなるのが嫌で行ったことはない。
 そんな、なにも特別ではない元旦。
 携帯が震えたのを見て開くと、友達から初詣のお誘いだった。軽くスタンプだけ押して、適当に食事を掻き込む。
 わたしは今年もなにも変わらない。だけどこうして、友達もいるし健康に過ごせている。それがなによりも幸せなことだってことを知っていた。
 そんな日々の幸せのお礼に、神様に元旦の挨拶はしなければいけない。
 昨年はお世話になりました。今年もよろしくお願いいたします、と。

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