バッジは7つ。あとひとつで、ポケモンリーグに挑める。けれどトキワジムにキテも相変わらずそこは閉まっていた。シンと二人でどうしようかと話し合って、オーキド博士のところに行くことに。
まぁ、結局オーキド博士にはなにも聞けなかったんだけど。研究所に行くとグリーンさんがいたの。知り合いみたいなことはわかってたけど、まさかお孫さんだなんて。似てないから全然想像もしてなかった。シルフでのことの祝い(?)にグリーンさんはキーストーンと各ナイトをくれた。残念ながらあたしのポケモンに使えるものはなかったけど、あたしの手持ちたちもメガシンカできるのかな?
オーキド研究所を後にして程なく、ジムリーダーが帰ってきたと風の噂に聞いて、勇んで挑戦に向かう。不思議なことに、ジムトレーナーたちでさえリーダーのことを知らないらしい。
でも、その理由がリーダーとの対面でわかった。
ジムリーダーはサカキだったのだ!
照明を落とされた奥にゆったりと座っていたサカキ。彼はここを隠れ家と称していた。ポケモンジムがロケット団の隠れ蓑にされていただなんて……。
本気でかかってきたサカキに、あたしは辛くも勝利した。サカキは素直にあたしの勝利を称賛し、自ら開発したというじしんの技マシンまで送ってくれた。そして、ロケット団の解散を宣言し、ポケモンバトルの修行に出ると言い出した。
あたしは、この勝負にあまりにも誠実な男に対面する度に、この人が悪い人なのかわからなくなってしまう。カラカラに対してしたことを、忘れたわけではないのに……。
けど、バッジが全て揃ったのは確か。いざチャンピオンロードへ向かおうとすると、同じくトキワジムを突破したシンが追い付いてきた。
バトルはいつも通りあたしの勝ち。だけど彼は、とても複雑そうな表情で「アユミのこと引っ張ってやらなきゃって小さいときから思ってた」なんて言うの。あたしはいつも通りに「シンのくせになまいき」とか言って笑いたかった。
でも、出来なかった。
だってシンが、男の人の顔をしてるから。
シンの言う悔しいって、本当にバトルの話だけのこと?
あたしを置いて、一人で先に大人にならないでほしい。なんて、走っていくシンの後ろ姿を見て思った。
ーーさみしい。
そう、さみしいんだ。上手く言えないけど。今までみたいに友達ではいられなくなってしまいそうで。
もう少しだけ、子供のままでいてほしくて……。
ううん、今はそんなこと言ってる場合じゃない。チャンピオンロードはすぐそこ。四天王カンナさんに会えるときはもう目の前まで迫っている。こんな話は、旅が終わってからゆっくりやればいい!
八つの門をくぐり抜け、あたしはチャンピオンロードに踏み出す。
待っていて、カンナさん!
まぁ、結局オーキド博士にはなにも聞けなかったんだけど。研究所に行くとグリーンさんがいたの。知り合いみたいなことはわかってたけど、まさかお孫さんだなんて。似てないから全然想像もしてなかった。シルフでのことの祝い(?)にグリーンさんはキーストーンと各ナイトをくれた。残念ながらあたしのポケモンに使えるものはなかったけど、あたしの手持ちたちもメガシンカできるのかな?
オーキド研究所を後にして程なく、ジムリーダーが帰ってきたと風の噂に聞いて、勇んで挑戦に向かう。不思議なことに、ジムトレーナーたちでさえリーダーのことを知らないらしい。
でも、その理由がリーダーとの対面でわかった。
ジムリーダーはサカキだったのだ!
照明を落とされた奥にゆったりと座っていたサカキ。彼はここを隠れ家と称していた。ポケモンジムがロケット団の隠れ蓑にされていただなんて……。
本気でかかってきたサカキに、あたしは辛くも勝利した。サカキは素直にあたしの勝利を称賛し、自ら開発したというじしんの技マシンまで送ってくれた。そして、ロケット団の解散を宣言し、ポケモンバトルの修行に出ると言い出した。
あたしは、この勝負にあまりにも誠実な男に対面する度に、この人が悪い人なのかわからなくなってしまう。カラカラに対してしたことを、忘れたわけではないのに……。
けど、バッジが全て揃ったのは確か。いざチャンピオンロードへ向かおうとすると、同じくトキワジムを突破したシンが追い付いてきた。
バトルはいつも通りあたしの勝ち。だけど彼は、とても複雑そうな表情で「アユミのこと引っ張ってやらなきゃって小さいときから思ってた」なんて言うの。あたしはいつも通りに「シンのくせになまいき」とか言って笑いたかった。
でも、出来なかった。
だってシンが、男の人の顔をしてるから。
シンの言う悔しいって、本当にバトルの話だけのこと?
あたしを置いて、一人で先に大人にならないでほしい。なんて、走っていくシンの後ろ姿を見て思った。
ーーさみしい。
そう、さみしいんだ。上手く言えないけど。今までみたいに友達ではいられなくなってしまいそうで。
もう少しだけ、子供のままでいてほしくて……。
ううん、今はそんなこと言ってる場合じゃない。チャンピオンロードはすぐそこ。四天王カンナさんに会えるときはもう目の前まで迫っている。こんな話は、旅が終わってからゆっくりやればいい!
八つの門をくぐり抜け、あたしはチャンピオンロードに踏み出す。
待っていて、カンナさん!
0 件のコメント:
コメントを投稿